使用液晶の特徴
皆様あけましておめでとうございます。
今年も引き続きSTM32をやっていきたいと思います。
半月も更新をほっぽらかしてました。
未だにUSBマスストレージの情報収集をしてます。
やっと、USBの通信方法やSTM32のレジスタ周りを概ね理解できたのですが
STのUSBライブラリは中々難しく、理解するまでもうしばらく掛かりそうです。
(ポインタ行列とか、ポインタ渡しで関数を指定するのは、
関数名でソースコードを追えなくなるので勘弁してくださいw)
とりあえず、忘れない内に液晶の特徴やら制御方法やらを残しておきたいと思います。
使用しているYHY024006A-PCBはaitendoさんで販売されている液晶です。
今月号のトラ技(2011年2月号P80)にも載っていましたね。良い液晶だと思います。
良いところ
○綺麗
色があざやかで見やすいです、視野角も秋月液晶に比べて広いです。
比較対照として同社のWBX280V009-PCBも試しましたがこちらは
画面全体が白っぽく色あせがやや気になりました。
○GRAMがついている
液晶コントローラーに320×240×18bitのRAMが内蔵されています。
図形の描画などのワーキングメモリが必要ないのは助かります。
いつでも好きなときに好きな位置に描画できるというのは便利ですね。
電源を与えている間は表示内容を保持するため
書き換えない限りはマイコンからの操作は必要ありません。
制御用のモニタにピッタリですね!
○ 低消費電力・簡易電源駆動
秋月液晶ではインバーターでバックライトを点灯させていたのですが
このインバーター+バックライトが5V300~400mAと沢山の電力を消費していました。
下手したらPCのUSB端子を過電流で痛めるのでUSB電源は使えませんでした。
また電源も±15V(ゲートドライバ),インバータ,5Vと複数の電源が必要でした。 YHY024006A-PCBでは5V(LED駆動用)と3.3V(液晶駆動用)で全ての電力供給ができます。
STBeeならUSBポートからの5V供給でマイコン,液晶ともども動作可能です。
また、消費電力も合計5V60mA程度と低消費電力です。
○最初からボードに実装されている
あのフィルムケーブル接続のわずらわしさから開放されるのは素晴らしい!
○タッチパネルがついている
これはまだ、余り深く試してないので完成品にてその効果を見て頂こうと思います。
残念なところ
○シルクが間違えている
コントローラICのILI9325のデータシートを見ると16bitインターフェイスモードは
DB1~DB8とDB10~DB17の計16bitで動作するとの記載ですが
PCBボードのシルクは下位8bitがDB0~DB7と記載されています。
使ってみると何の問題も無く動く為、実際にはDB1~DB8と接続されているようです。
○同期の取り方が難しい
これは動画再生をしない人には関係の無い話なのですが・・・・
前回の日記で報告したとおり動画再生時に走査線が見えます。
この原因は走査速度が早くてGRAMに書き込んでいる位置を追い越してしまう為だと考えられます。
ドットクロック,水平同期信号や垂直同期信号をこちらで制御できれば
この問題も簡単に解決できそうなのですが その為のピンがボードから出ていません。
GRAMの更新速度をもっと早くすればいいかもしれませんが、
SDカードの読み出し速度の限界から4MHzが精一杯です・・・
解決方法として考えたのは
1.走査速度をGRAM更新速度以下に落として、
液晶コントローラICのレジスタ読み出しにて現在の走査ラインを監視し
垂直ブランク期間にGRAM書き込み開始するようにする。
(この方法の場合走査が1画面分終わるタイミングを1/fps秒にピッタリ合わせないといけない。
レジスタの設定方法が分かりません・・・)
2.走査速度をピッタリGRAM書き込み速度と同期させる。
(走査速度を微調整する方法が分かりません・・・・・)
2.の方法の方が簡単そうですが、調整方法が分かりません・・・
ili9325のデータシートを良く読めば分かるのでしょうか・・・・英語難しい!!
誰か詳しい方がいらっしゃったら教えていただければ大変助かります・・・・
早くUSBをクリアしてGUIを作りたいです。
せっかく自作するので、特徴的なGUIにしたいですね!