チカラの技術

電子工作やプログラミング

お勧め書籍

私は独学でSTM32の制御方法を勉強しているのですが
英語がほとんど読めない上に、理解力不足の為に難しい本は読めません。
そのため情報を探すのは結構苦労しました。
また趣味でマイコンによる電子工作をしている方も私と同じような感じではないかと思うのです。
 
そこで、電子工作やマイコンプログラミングをする上で、分かりやすく有用な
書籍を紹介させて頂こうと思います。
有用だと思う本しか紹介していませんので、紹介文が賞賛のみである事についてはご了承下さい。
 


電子工作全般
 
①作る・できる/基礎入門 電子工作の素
  後閑 哲也著
 
 PICの解説本で有名な後閑先生の電子工作本です。
 電子部品の特性、扱い方を網羅的に解説されており、
 電子回路を読む上での素養を養う意味で非常に有用です。
 また基板の自作やケースの加工方法など、
 まさに電子工作の素としていつまでも使える本です。
 


マイコン(組込み)プログラミング
 
①組込み現場の「C」言語 基礎からわかる徹底入門 <重点学習+文法編>
 SESSAME 著
 
 これまでC言語の解説本を数冊読みましたが、PCプログラミング用なので
 組込みプログラミングに特有のクセ, テクニック等が載っておらず(または簡便過ぎ)不満でした。
 (型,エンディアン,高速化手法,ビット操作など)
 この本ではタイトル通り、基礎から構造体,ポインタまで分かりやすく、かつ実践的に
 組込みプログラミングを解説している超優良本だと思います。
 是非一度読む事をお勧めします。
 
②ちょいテク 効率のよい組込みC言語プログラミング [単行本]
 金田一 勉 著
 
 文庫本サイズで有りながら、他の本では中々目にする事の
 出来ない、組込みプログラミングの高速化,効率化手法の情報が載っています。
 勉強にももちろんですが、読書として読んでもとても面白い本です。


 
STM32
マイコン徹底入門(祝!発売!)
 川内康雄 著
 STM32はその高機能,高性能さゆえに扱いには大量の情報が必要となります。
 書籍内ではSTM32の機能を平易に、詳しく述べられており、大変分かりやすいです。
 また、HPにて開発環境やサンプルプログラムを公開されており、勉強をする上で
 大変参考になります。
 最近はHPの方でJTAGの利用方法も掲載されるようになり、
 STM32の本格的な開発が気軽にできるようになってきました。
 
 いや、本当にいつもお世話になっておりますw
 
PIC
②【改訂版】 C言語によるPICプログラミング入門
 後閑 哲也 著
 
 STM32のコーナーで、PICの本を紹介するのもアレなんですが
 STM32を学ぶ前に8bitマイコンを勉強する事をお勧めしている立場として紹介いたします。
 PICをCCSコンパイラで扱えるようC言語の基礎から解説してくれています。
 私のバイブル的な本です。
 
 なお、余談ですがマイコンを始める方には、まずC言語にて制御をされる事をお勧めします。
 アセンブラマイコンアーキテクチャなど、制御そのもの以外に考慮する事が多いので
 ちょっとした事をするだけでも大変で気力が萎えてしまう恐れがあるからです。
 (例えばアセンブラだと文字列を操作する為にポインタ命令でポインタ(!)を指定してその先の
  文字列を操作したりする必要が有ったり。マジで大変でした。)
 あと、PICはPIC18がお勧めです。PIC16に比べて大幅にアーキテクチャが改善されています。
 値段もそんなに変わりません。
 まぁ、C言語で使っている内は余り違いは分からないんですけどねw 

以上です。
書籍,ネット等の情報があるから私でもマイコンの制御ができるようになりました。
皆様に感謝,感謝です。