STM32F4DISCOVERYと戯れる
こんばんわ。
今日の日記には電子工作要素はありません。
○ピンヘッダの改造
2週間前からSTM32F4DISCOVERYを始めたのですが
「念願のSTM32F4DISCOVERYを手に入れたぞ!」という感じでは全然無く、
一年前に買ってはいたものの言語の壁や開発環境がネックとなって使っていなかっただけです。
使い始めてすぐ分かったのですが、ピンヘッダがとても使いにくい。
2列になっているのでブレッドボードに差して使えるわけでもありません。
STBeeに慣れ親しんだ自分としてはソケットピンに変更したい。
そう思ってヘッダピンを抜く方法を考えました。
一本づつ抜くのは大変なのでアイロンでピンを熱して一気に抜こうと考えました。
しかしいくら時間をかけても抜けない。
均等に全てのピンにアイロンが当たらないのです。
しかも点接触なので全然熱量が足らない感じでした。
普通はここで諦めてチマチマ抜いていくところです。
でも僕は、オリーブオイル!
油にピンヘッダの足がどっぷり漬かれば熱がしっかり伝わって抜けるに違いない!
「料理は科学だ」と昔の偉い人は言いましたが、
じゃあ逆に科学を料理してもいいんじゃないか、俺は正義だ。などと考えました。
(しかしオリーブオイルは高いのでサラダ油に変えました。)
汚いコンロで申し訳ないです。
基板の下にカマボコの板を乾かしたものを敷いて基板をかさ上げしています。
こうしないと上からピンを押しても抜けませんからね。
しかし、火をつけて数分、予想外の事態が発生しました。
乾いていると思っていたカマボコの板に水分が残っており、油がはじけ始めたのです。
飛び散る油、火に炙られる手、「晩御飯が作れない」と訴える家族。
そういった諸々に耐えつつピンヘッダを抜こうと頑張ってみましたがどうにも抜けません。
しばらくして・・・諦めました。
終わってから基板にベッタリついた油を拭いている時が一番惨めでした・・・
結局ピンヘッダは抜かずに、上面のみ切りそろえてソケットピンをはんだ付けしました。
当初の目標は達成できたので良しとします。
それからもう基板を油で煮るのは辞めようと思いました。
もこみち凄い。
○豊富過ぎる周辺部品
STM32F4DISCOVERYボードはMEMSやオーディオコーデック等の部品が沢山載っています。
しかし、それが設計をする上で障害となる事も多くあります。
特にSDIOとFSMC関連のピンが塞がれているのが非常に辛い。
STM32の良さはそこにあると信じている自分としてはなんとかしたい所です。
『MotionJpegによるメディアプレイヤー』を作られたとんすけさんに伺ったところ
FSMCとSDIOが繋がっているのは周辺部品の入力ピンなので、
部品を取り外さなくても使えるという事が分かりました。
これは非常に助かりました。
しかし、他のピンを新しい回路に使おうと考えるたびに周辺部品と競合してしまうので
とうとう心が折れ、もういっそ綺麗にしてしまおうと思って加速度センサ以外全部取り外しました。
これでほぼ全てのピンを自由に使えます。凄くスッキリした!
外した後にUSBは外さないほうが良かったかも知れないと思いましたが、
テンションが上がっちゃってたからしょうがないですね。
○外しにくい部品
写真を見れば分かりますがオーディオコーデックの底面は全面がパッドになっており、
非常に取り外しにくいです。
外側から熱して外すのはまず無理でしょう。
参考までに自分の場合を書いておきます。
1.パッケージをコテで熱する。半田を盛って熱が伝わる範囲を大きくする。
2.30秒熱しても取れないが、パッケージは熱で劣化するのでラジオペンチで砕く事ができる。
3.砕いて薄くなったパッケージをさらに熱すると部品が外れる。
もっと綺麗な外し方があるかもしれませんね。
これで安心してこのボードを使っていく事ができます。
それでは!
今日の日記には電子工作要素はありません。
○ピンヘッダの改造
2週間前からSTM32F4DISCOVERYを始めたのですが
「念願のSTM32F4DISCOVERYを手に入れたぞ!」という感じでは全然無く、
一年前に買ってはいたものの言語の壁や開発環境がネックとなって使っていなかっただけです。
使い始めてすぐ分かったのですが、ピンヘッダがとても使いにくい。
2列になっているのでブレッドボードに差して使えるわけでもありません。
STBeeに慣れ親しんだ自分としてはソケットピンに変更したい。
そう思ってヘッダピンを抜く方法を考えました。
一本づつ抜くのは大変なのでアイロンでピンを熱して一気に抜こうと考えました。
しかしいくら時間をかけても抜けない。
均等に全てのピンにアイロンが当たらないのです。
しかも点接触なので全然熱量が足らない感じでした。
普通はここで諦めてチマチマ抜いていくところです。
でも僕は、オリーブオイル!
油にピンヘッダの足がどっぷり漬かれば熱がしっかり伝わって抜けるに違いない!
「料理は科学だ」と昔の偉い人は言いましたが、
じゃあ逆に科学を料理してもいいんじゃないか、俺は正義だ。などと考えました。
(しかしオリーブオイルは高いのでサラダ油に変えました。)
汚いコンロで申し訳ないです。
基板の下にカマボコの板を乾かしたものを敷いて基板をかさ上げしています。
こうしないと上からピンを押しても抜けませんからね。
しかし、火をつけて数分、予想外の事態が発生しました。
乾いていると思っていたカマボコの板に水分が残っており、油がはじけ始めたのです。
必死に押してます。
飛び散る油、火に炙られる手、「晩御飯が作れない」と訴える家族。
そういった諸々に耐えつつピンヘッダを抜こうと頑張ってみましたがどうにも抜けません。
しばらくして・・・諦めました。
終わってから基板にベッタリついた油を拭いている時が一番惨めでした・・・
結局ピンヘッダは抜かずに、上面のみ切りそろえてソケットピンをはんだ付けしました。
当初の目標は達成できたので良しとします。
それからもう基板を油で煮るのは辞めようと思いました。
もこみち凄い。
○豊富過ぎる周辺部品
STM32F4DISCOVERYボードはMEMSやオーディオコーデック等の部品が沢山載っています。
しかし、それが設計をする上で障害となる事も多くあります。
特にSDIOとFSMC関連のピンが塞がれているのが非常に辛い。
STM32の良さはそこにあると信じている自分としてはなんとかしたい所です。
『MotionJpegによるメディアプレイヤー』を作られたとんすけさんに伺ったところ
FSMCとSDIOが繋がっているのは周辺部品の入力ピンなので、
部品を取り外さなくても使えるという事が分かりました。
これは非常に助かりました。
しかし、他のピンを新しい回路に使おうと考えるたびに周辺部品と競合してしまうので
とうとう心が折れ、もういっそ綺麗にしてしまおうと思って加速度センサ以外全部取り外しました。
外した後にUSBは外さないほうが良かったかも知れないと思いましたが、
テンションが上がっちゃってたからしょうがないですね。
○外しにくい部品
写真を見れば分かりますがオーディオコーデックの底面は全面がパッドになっており、
非常に取り外しにくいです。
外側から熱して外すのはまず無理でしょう。
参考までに自分の場合を書いておきます。
1.パッケージをコテで熱する。半田を盛って熱が伝わる範囲を大きくする。
2.30秒熱しても取れないが、パッケージは熱で劣化するのでラジオペンチで砕く事ができる。
3.砕いて薄くなったパッケージをさらに熱すると部品が外れる。
もっと綺麗な外し方があるかもしれませんね。
これで安心してこのボードを使っていく事ができます。
それでは!