チカラの技術

電子工作やプログラミング

機能解説(回路編)

まず、概要を説明する為に回路図を掲載します。
素人の図面なので見にくいかもです。
 
秋月300円液晶制御モジュール(図形描画バージョン)
画像の右下クリックで拡大されます。
イメージ 1
 
○電源部
 電源は全て、USBのパワーから得ています。 
 400~500mAを消費します。
 電流供給能力の低いUSB端子でも動作しますが、LCDバックライトが暗くなります。
 
 秋月LCDセットのインバーターLCDのバックライトを駆動。
 数百Vの高電圧出力ですので、インバータをエポキシで固めています。
 
 ゲート電源には±15Vを供給。電圧が高い方が発色が良いと聞いたので。
 
 アナログ,デジタル,ゲートロジック用電源は5Vを使用。3.3Vよりも発色が良いと聞いたので。
 5V→5Vを絶縁している理由は一応ノイズカットの為ですが、省略しても動作すると思います。
 
○信号部
 STBeeのロジックレベルは「3.3V LVCMOS」レベル ですが
 発色の為にLCDのロジック電源を5Vにしてしまったので、
 LCDへの信号を「CMOS」レベルに変換しなければいけません。
 そこで、レベル変換ICの74HCT245を使用して3.3V LVCMOS → CMOSレベルに変換しています。
 配線数が多かったのでちょっと時間が掛かりました。
 
 もちろんLCDのアナログ,デジタル,ゲートロジック用電源を3.3Vにすれば変換ICは必要ありません。
 
○コネクタ
 STBee-変換IC間はフラットケーブルで接続
 
 LCD→変換IC間の接続は0.5mmピッチのパターンにどう接続するかが問題です。
 ポリウレタン線で直接ハンダすることにもチャレンジしてみましたが
 ペリペリ剥がれたり、横のパターンとハンダがブリッジしたりで私には無理だと痛烈に感じました。
 
 そこで大阪日本橋の千石通商で買った0.5mm→2.54mmピッチ変換基板とフィルムケーブル、
 シリコンハウスで買った0.5mm 40pinフィルムケーブルコネクタを使用しました。
 フィルムケーブルのLCD側は36pinになるようハサミでカットしました。
 コネクタを使っても、差込角度や深さが少し狂うと接触不良やショートが起きて
 動作しませんでした。
 思春期の中学生みたいに切れやすく、繊細です。
 他のサイトの方も苦戦されてましたが、確かにかなり面倒な部分です。
 ここが終われば画像の表示ができるようになります!頑張りました。
 
○気になるお値段
 概算ですが以下の通りです。
 電源モジュール:    1000円×2
 インバータ付秋月LCD:1000円
 ピッチ変換基板:     750円
 フィルムコネクタ:     790円
 フィルムケーブル:    450円
 74HCT245   :     100円×3
 STBee           :         3150円
 USBコネクタ  :     250円
  その他(Cとか):     100円